屋上庭園

ハンドメイドと日々のこと

シルバニア沼へ

2020年のことは何度も思い出すだろうと思います。

子供が生まれて初めての春は、世界中が悲しみと不安に包まれてしまった。

 

 

朝起きて娘を抱き上げ窓辺に立つと、空と向かいのマンションが見えます。

というかそれしか見えないこの小さな部屋が全てで、世界がどんどんこの部屋に集約していくような閉塞感…。

まだ話すことも出来ない生まれたばかりの小さな娘と過ごしているとすべて夢なのではないかと思ってしまいます。

 

 

仕事に行っている夫が、実家の家族、友達が心配で仕方ない時もあります。

もし亡くなっても会えないというのが本当に辛い。

それに私がもし感染したら娘はどうなってしまうんだろう。

甘えん坊のこの子を抱きしめることもできないのか…と思うと怖い。

 

 

TVをつけるとコロナのニュースばかりで、最初の頃は全てを真剣に見ていたけど

だんだん疲れてしまって。

ニュースは1日1回まとめて見ることにしました。

 

 

そんな中、ふとした事からハマったのがシルバニアファミリー

 

 

オリジナルの服を作ってらっしゃる方たちがいらして、最初はその超絶技巧ともいえる作品に感動して眺めていたのですが段々自分でも人形が欲しくなり始めました。

 

 

私が子供の頃って、カントリーテイストの『森の仲間』みたいな感じの物しかなかったんですが今はタウンシリーズというのがあるんです。

これがツボにハマって。

 

 

森のお家はほっこり系でかわいいのですが、

こちらはクラシカルですごく素敵なんですよ。

町並みもシンガポールみたいで可愛くて。

トラムまで!


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タウンシリーズは森から出稼ぎ(言い方)してるお姉さん達がいて、

職業もデザイナーやらパティシエやらおしゃれです。

 

 

そんな中、大好きな猫、しかもパンツスタイルという斬新さ?に惹かれてチャコールネコのお姉さん購入しました。


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スタイリッシュでかわいい。

ファッション誌のフォトグラファーらしいです。

 

 

余談ですが…私は『お迎えする』という言い方に未だに馴染めなくて『買う』じゃだめなのかな〜と思ってます…。

でもシルバニアにはなんだかぴったり来る気がする。

 

 

シルバニアは赤ちゃんもとっても可愛くて欲しいなと思ったんですが

何故か単品で売ってないんですね。

同じネコの赤ちゃんが欲しかったらファミリーを買わないといけません。

 

 

まだ娘も小さくて遊べないし、ファミリーをお迎えするのはちょっとやりすぎかなと思うのでとりあえずネコのお姉さんを大切に愛でることにしました。

 

 

ファッションコーデセットなるものを買ったので色々着せ替えできて楽しいです。

アクセサリーのディスプレイ用に買った小さなトルソーがぴったり。

 


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でもアクセサリーがプラスチックでちょっとチープなのでいつか作ってみたいです…。