屋上庭園

ハンドメイドと日々のこと

初めての育児、コロナ、そして

こちらも下書きのままになっていました。
去年の春頃書いたものです。


消そうかと思いましたが、もしかして同じ気持ちの方がいたりして誰かの役に立つ事があるかもしれない?
と思ったので公開します。




育児ノイローゼなんだって?


なんとも不穏なタイトルで始めてしまいますが、今は元気です。



秋頃はとても心が追い詰められていました。


娘の夜泣きでずっと睡眠不足の上、後追いで少しでも離れると激しく泣くので狭いベビーサークルの中で日々を過ごす。
娘が寝ている間だけ自由だけどその間に『こんなに激しく泣くなんて病気では…』と検索したりして全く気も休まらない。


たまに近所を散歩したりはするけど、コロナ禍なので気軽に人と会うこともできず、親も頼れず、夫が帰るまで誰とも話さない。
どんどん一人で煮詰まっていきました…。


気分転換のつもりでインスタを見ると輝いてる人ばかりが目に止まります。


この人は育児中なのにこんなに家が綺麗、うちは汚い


この人はハンドメイドを育児と上手に両立しているのに私は何も出来てない


この人は子供が可愛くて仕方ないと言っている、私はたまに可愛くないと思ってしまう…


常に鬱々としていました。


決壊


ある日、夜ほとんど眠れず、そんな日に限って朝から娘は大泣き。
おんぶで家事をしようとするも嫌がる娘。
どうして泣くんだろう…どうして何もかも上手くいかないの…


気づいたらわんわん泣く娘を抱っこして私もわんわん泣きながら夫と母に連絡していました。
びっくりした夫がすっ飛んで帰ってくるまで泣いてた。


翌日、珍しく弟から電話がきました。


『よっ、姉ちゃん久しぶり。
育児ノイローゼなんだって?
父さんも母さんも心配してるよ。』


と軽く言われた時に


ああ私育児ノイローゼなのか…と。


口では辛い〜大変だ〜って言ったりしてましたが本音はみんなコロナ禍でも育児頑張ってるんだから私の努力不足なだけだと思ってました。
望んで産んだ子、悩むなんて間違ってるし…と。


でも傍から見たら(診断された訳ではないけれど)そう見えていた。


弟に言われたことでようやくそうか、そうなのか。それはなんとかしないと大変なんじゃない…?と思いました。
他人事みたいですけどそれくらい実感がなかった。


私はあまり人に頼るのが上手じゃなく自分でなんとかしようとして自滅するタイプ。


でも自分のことならそれでいいけど娘に関わることなので、どうにかしなくては。


みんなそうなのかもしれないけど

とはいえ娘の泣き声についてはそれまでにも何度か保健師さんに相談していました。が、『子供はみんなそうですよ』『成長過程によくある事です』というお返事。


それは真実そうなのかもしれないし、私の気持ちを和らげる為の言葉だったのかもしれない。
でもホッとする反面、私は『聞いてもいないのにわかるの…?』『じゃあどうして私はこんなに辛いんだろ』『みんなそうなら悩んでる自分がいけないんだ』と余計に追い詰められて行きました。


ある日そんな事をSNSで呟いたところ、フォロワーさんから『動画を誰かに見てもらったら?』とアドバイスをいただきました。


実は何度か考えたことはあって。
でも泣いてるところを人に見せるなんて娘を晒すようでかわいそうな気がしていたのと、友達だと気を使って私に本音を言えないのでは…?と思っていた。


でももうそんな事を言っていられない。
はっきり意見を言ってくれそうな友達数人に動画を見てもらいました。


結果は『激しめだけど異常ではない』


『ただ長時間聞くのは辛いね〜』『血圧上がるね』『泣き声って耳につくからね』と。


あ、異常じゃないんだ。そしてみんなも泣き声が辛いって思うんだ。
夫と私だけでは判別がつかなかったけど友達にそう言ってもらえた事はものすごく安心しました。


さらにどうやら私は人よりも大きな音が苦手らしいとわかりました。
(ホルモンバランスもあるのかもしれないけど元々あまり得意ではない)


そんな訳で本当に辛い時は耳栓を使う事に。
それで完全に音がシャットアウトされる訳ではないけど格段に楽になりました。


悩みは悩みだから

それから数ヶ月後、保健センターで健診がありました。


離乳食や子供の発達について保健師さんとお話ししている中で『悩み事はありますか?』と聞かれ。
その頃は仕事に復帰していたし漢方薬を飲み始めたり不安な時は母に来てもらったりして前より私も気持ちが楽になって来ていましたが、
娘は癇癪がひどくなっていて悩んでいました。


そこで『みんなそうですよ?』って言われるのを覚悟で、すぐ癇癪を起こすのが悩みです。もっと深刻な方はいると思いますし、子育てあるあるなのかもしれませんが…
と予防線を張りながら話してみると



悩みに重い軽いはないですよ!
今ママが辛い、困った、って思うならそれは悩みなの。


と親身に相談に乗って下さいました。



今思い返すと私のように人と比べて自分を罰しがちな人間にはすごく楽になるお言葉だなと。
忘れてしまいがちなのでここに書いておこうと思います。


そんなこんなで


今は仕事に復帰して毎日てんやわんやですが去年の秋のどこにも逃げ場がないような不安な気持ちは消えました。


たまにやっぱりもう無理ー!って思ったりもしますが、仕事に行くと少し一人の時間が持てるし人と話せるので気分転換できています。


どうなることかと不安でしたが、先生方のおかげで娘も保育園を楽しんでくれていて
安心して預けられているのも大きいです。


一緒に子育ていたしましょうね。と言って下さって保育園には足を向けて寝られません…
保育士さんはほんとに尊いお仕事すぎて、お給料もっと上げてくれ…!と心から願う毎日です。







とりとめのない文を最後まで読んで下さってありがとうございます。
この文を書いてから一年経ちますが相変わらずコロナ禍な事に驚きます。
こんなに続くなんてね…!



今の私が思うことを少し続きで書いてみようと思うので、よろしければ②もご覧下さい。