屋上庭園

ハンドメイドと日々のこと

シンガポール旅行記録⑦ 憧れのビーズ刺繡

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 2018年1月に行ったシンガポール旅行の記録です。


ずっと下書きになっていたようなので公開します。

 

 

 

 

 

 

4日目後半

 

プラナカン美術館

 

以前も書きましたが私がシンガポールへ 惹かれた理由はビーズ刺繍です。

 しかしシンガポールはかなり近代化されていて、伝統的なビーズ刺繍は

なかなか見ることができない様子。
まぁ日本も同じようなものですもんね。

 


そこでプラナカン博物館というところに行ってきました。

 

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https://www.visitsingapore.com/ja_jp/see-do-singapore/culture-heritage/heritage-discovery/peranakan-museum/

 

 

 

プラナカンとは…欧米列強による統治下にあった東南アジアの各地域に、15世紀後半から数世紀にわたって移住してきたマレーシアに根付いた主に中華系移民の末裔を指す。

 

ちなみに博物館の説明はすべて英語です(当たり前)。

 

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英語の出来ない私は、現地の日本人がやっているボランティアガイドを

申し込みたかったのですが日程が合わずあきらめました。

たまに夫に聞いたりもしましたが全て「大体の感じ」で見ていますので

ご了承ください 笑

 

緻密なビーズ刺繍

 

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入ってすぐのところにあったのはニョニャと呼ばれるプラナカンの女性の

衣装です。

 

これはビーズ刺繍のラグ。

 

 

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すべて手刺繍…!

 

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とっても緻密で美しかったです。

 


これらのビーズ刺繍は世界最小のビーズを使っているそうで、この大きさのラグを作るのに
どれだけの労力が…!と果てしない気持ちになりました。

 

 

プラナカンの女子は みんな花嫁修業で小さいころから覚えたそうで。

大草原の小さな家などでも子供が手仕事をするシーンはたくさん出てきますが、

なんでも機械で作る事が出来て家庭で手仕事を覚える機会のない昨今。

文化を繋ぐことって大事だなぁとしみじみ思いました。

日本だと何になるんだろう?着物縫ったりとか?

(そもそも着付けができない…)

 

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独特の模様が可愛い♡

 

文化が混ざり合うデザイン

 

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これは冠婚葬祭の衣装。
ビーズではありませんが刺繍がとっても美しくて感動しました。

中国のデザインに南国の色合い。

まさに文化が混ざり合っています。

 

 

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ちなみにたぶん婚礼の衣装…。 

子供の衣装も可愛いですね。

 

 

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ビーズ刺繍のサンダルや

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ネックレス。

 

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婚礼家具なども展示されています。

 

そして突然現れる『死を扱っています』の文字。

 

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ここだけ日本語。

 

 

少しびびりながら?進むとお葬式の祭壇がありました。

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こちらは後で検索して知ったのですがプラナカンが喪に服す時に着る服です。

一番右の麻布から始まり、質素な服から徐々に通常のカラフルな

服に戻るとか。

そういうのやっぱり知りたかったから次に行くときは日本語ガイド

お願いしたい…。

 

そしてプラナカンと言えばの食器。

 

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こちらも婚礼衣装同様、中国っぽいデザインで柔らかいパステルカラー。

これがプラナカンの特徴のようです。

 

 

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ミュージアムショップで食器も売っていたのですが、コスメの買いすぎですでに

スーツケースがパンパンだったので諦めました。

今思うとひとつくらい買えば良かったなぁ。

 

 

お土産はタイルのマグネットを買いました。

 

 

看板猫はいつもの場所に

 

 

ところで博物館の前の階段にはニャンコの像が座っています。

 

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この博物館で以前飼われていた看板猫だそうです。

こうして銅像にしてもらえるなんて愛されてたんですねぇ。

 

 

⑧に続く