大正ロマン百貨店DXwith秘密の銘仙ものがたり展

新宿伊勢丹で先日まで開催されていた『大正ロマン百貨店DX

with秘密の銘仙ものがたり展』に行ってきました。

（いつも会期が終わってからのレビューですみません）

会期が短いこともあり行けないかも…と思ってたけど着物民さんのオススメもありエイヤッと。

結果、行ってよかった～✨

銘仙とは

https://www.kimonoichiba.com/media/column/440/

銘仙とは絣手法を用いた平織りの絹織物の事で

カジュアルなシーンで着るものとして大正から昭和にかけて流行ったそう。

着物沼にハマる前、『銘仙』といえば京極夏彦作品に出てくる朱美という人物が着ている…という知識しかありませんでした。

（切髪に銘仙、という描写がある）

着物沼にハマってからも正直『華やかでレトロ可愛いやつ』くらいのフワッとした知識…

（どちらも知識と言えるのか）

秘密の銘仙ものがたり

今回は『大正の夢　秘密の銘仙ものがたり』という本を書かれた桐生正子さんのコレクションが展示されていました。

百聞は一見にしかず、写真を載せてみます。

（撮影自由でした✨）

はい…可愛い…もはや可愛いしか…

（リチ展同様、失われる語彙力）

当時の女学生にも流行ってたそうですがこんなおしゃれなの着てた子はきっとファッショニスタだったに違いない。

私はそういう子に憧れながら地味な着物着てそう…とか思いながら見てました。笑

ひとつひとつの着物も可愛いけどコーデがとっても可愛くて。

フルーツの帯にモザイクの帯留

日傘とピクニックバスケット、ショール（志古貴にも使えそう！）

造花のついたカンカン帽にパラソル

一番好きだったコーデ

ギンガムチェックにプリムラの銘仙

可愛いのだけどちょっとリアルな蝶

壁を背にしていたのでスマホ差し込んで必死に撮りました。笑

刺繍のストール（可愛すぎか）

余談ですが仕事後で洋服かつぼっちだった私。

浴衣姿でお友達と連れ立ってキャッキャと見ている皆さんが羨ましかったです。

勇気があれば浴衣可愛いですね！それ有松鳴海絞りってやつですか？！とか聞きたかったけど心のなかで呟くだけに留めました…（正解）

個性的なデザインたち

さて、可愛いだけでなく面白いデザインの物も沢山ありました。

アフリカンなデザインの銘仙を女給さんスタイルで。下駄はヒールつき！

大胆な柄が流行りだったそうです。

エプロンのリボンは隠して帯を見せるのがこだわりだったそう。

エリザベス女王戴冠式を記念したという着物。

王冠はいいとしてウエストミンスター寺院て…と心の中でツッコミましたが、これ印刷じゃなくて織りなんですよね…すごい。

何故かさかさまのバレリーナ

竜宮城柄

鯛やヒラメが舞い踊ってます。

締めくくりは天使柄の子供用着物…！

これもさかさま（なんでだろ）

レースのエプロンも可愛い…！

時間が許せばずっと見てたかったです。

そして避けては通れない…

大正ロマン百貨店、というだけあり展覧会の隣には沢山の素敵なショップが。

着物関連からヴィンテージのアクセサリーから帽子から…SNSでよく見るお店がずらり！

立ち止まらずにはいられない…というかたぶん小一時間ぐるぐるしてたのでは。

私の中で着物＝手練れの店員さんに色々買わされる。というイメージがありちょっとビクビクしてたんだけど、持ち前の存在感のなさを発揮したのか誰にも話しかけられませんでした。

（それもどうなん…）

さすがに着物や帯は即決出来なかったので、可愛い端切れを買ってきました。

銘仙展に影響されてショッキングピンクの花かご柄と私にはかなり珍しいチョイス。

帯揚げサイズだったので差し色に使おうかな。

実は本をまだ読んでいないんだけど…明日届くのでじっくり読もうと思います。

大正の夢 秘密の銘仙ものがたり ; 桐生正子着物コレクション