屋上庭園

ハンドメイドと日々のこと

赤い口紅は魔法


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『赤い口紅があればいい』野宮真貴

 


正直私は野宮真貴さんについてあまり詳しくありません。

 


⭑ピチカート・ファイヴのボーカルでキレイでおしゃれな人⭑

 

 

という薄いイメージしかもっていませんでした。

 


ある日本屋でこの本を見かけて、なんの気なしに手に取ったら

 


『美人の雰囲気は自分でつくる』


『この世の女性はすべて美人と美人予備軍』


『赤こそ大人の女性が使いこなすべき色』


『歳を取ると人生がもっと愛おしくなる』

 


気になる言葉ばかり…!

思わず購入していました。

 

 

美人と雰囲気美人

 


野宮さんいわく自分は美人ではない、いかに美人に見せるか試行錯誤した結果の雰囲気美人だとのこと。

えー!ホントに?よく知らない私ですら『キレイな人』という印象なのに?と思いますよね…。

 


そして世の中にはリアル美人、雰囲気美人、雰囲気美人予備軍しかいないので美人じゃない人はいないのだそうです。

…なんだかちょっと希望が湧いてきます 笑

 


効率的に美人になる為のテクニック本

 

通して読んでみると、野宮さんによる『効率的に雰囲気美人になるためのテクニック』がたくさん書かれていました。

 

 

光をどう味方にするか、ファッションのNG、

ヘアスタイルの大切さ。

香り、写真うつり、老眼鏡まで!

 

 

その中に『大声で話さない・早口にならない・若者言葉を使わない』で美人度が上がる。という章があります。

これですね、美人でもなんでもない私が言うのもアレですが、本当です!

 

 

色気の研究

 

(※色っぽい=美人または雰囲気美人だと私は思っています。)

 

 

20代の頃、あまりにも色気がない色気がないと言われるので研究してみたことがあります(笑)

 

 

笑っちゃいますが、当時は真剣です。

『○○ちゃんは色っぽくて守ってあげたいけどあなたは一人でも生きてけそう』(友達談)

『☓☓さんは色っぽい。でも他の子は色っぽくない』(同級生談)

なんて言われたら『色気とはなんぞや?!』と怒りと共に思うじゃないですか。

 

 

という訳でまずは○○ちゃんと☓☓ちゃんを観察。

二人とも彼氏が途切れたことがないモテ子です。

職場では色っぽいと有名な先輩を観察。

合コンに来ていた先輩のお友達(色っぽいと褒められてた)を合コンそっちのけで観察。

 

 

するとみんなそれぞれ魅力は違えど、共通して『ゆっくり話す』『うるさくない』。

声も高くなくて心地良い。

○○ちゃんは少し語尾が伸びる。

☓☓ちゃんは吉高由里子みたいにフニャっと話す。

先輩は間を持たせて落ち着いた声で話す。

先輩のお友達は京都の方で、ゆったりはんなり。

 

 

逆に美人でグラマーなのに何故か恋愛がうまくいかない先輩は、テンションが上がると声が大きく高くキンキンとした話し方になってしまう癖がありました。

 

 

(余談ですがあとは全員髪と肌がつやつやでした)

 

 

…その結果を踏まえてその場で実践すれば良かったのですが、研究しただけで当時の私は何故か満足してしまい。

結局色っぽくならないまま今に至ります。残念。

 

 

きれいになる決意

 

 

さて、現在アラフォーの私はとても微妙な時期で、ファッションもメイクも(人生も?)迷いがち。

 


何着ていいかわかんないよ…
昔みたいにメイクものらないよ…
会社へ行くと新入社員を見て若い子はキラキラしとるの…とか、おばさん通り越しておばあちゃんモードで思うこともあります。

なんだかもう心持ちが『引退直前』なんですよね。

 


そんな私にいちばん刺さったのは

 


『あなたがいくつになっても女性として輝いていたいと思うなら、今すぐきれいになる決意をすればいいのです。』

 


という言葉。
もにょもにょ言ってないで実践あるのみという事ですね。

 

 

心に赤い口紅を

 

 

『赤い口紅はなりたい自分であり、あきらめない心であり、一歩踏み出す勇気であり、プライドであり、セクシュアリティであり、冒険であり、魔法であり、明日への希望です。』『いつも心に赤い口紅を』

 

 

と野宮さんはあとがきでおっしゃってます。

 

 

赤い口紅は魔法。

なんだかドキドキしてくるではないですか。

 

 

この数カ月花粉症と風邪でほぼマスク姿、口紅どころではなかったのですが
とりあえず眠っている赤い口紅をつけようと思います。


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『いくつになっても今がいちばんキレイ(野宮真貴)』を目指して。

赤い口紅があればいい いつでもいちばん美人に見えるテクニック (幻冬舎文庫)